ミステリー×ファンタジー=∞の可能性!と気付いた夜

 昨晩、本を読んでいました。
 タイトルは『アンデッドガール・マーダーファルス』。アガサ・クリスティー賞を受賞したまだ20代の青崎有吾の作品です。
 彼はまだ若手ですが、「平成のクイーン」の名でデビューしたバリバリの論理系本格派。……だと思っていたのですが、この話は20世紀初頭を舞台にし、吸血鬼たちが出てくる珍しいミステリー×ファンタジーの作品。こんな作品も書ける人なのか、とおっかなびっくり読み始めました。
 読んだ感想としては……当たり! とても面白いです。探偵役と助手役の軽快でふざけたやり取りは、とてももう一つのシリーズを書いている人とは思えない愉快さですし、でもきっちりシメるべき部分はシメてある。探偵役の正体は早い時点で推測できてしまうのですが、それは全然面白さを失いません。私としては、軽口ばかり叩く似非噺家の助手役・真打津軽さんがオススメ。舞台は欧州にも関わらず日本人にしか分からないネタばかり繰り出してくるふざけたところや、ここ一番では決めてみせるまさに真打ちなところが素敵です。
 この一巻には二編作品が入っていますが、私はまだ、二編目の作品は未読。じっくり味わいながら読もうと思います。http://www.protoexpress.co/